番組制作と放送のルール
番組審議会議事録
このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。
2018年6月18日(月)開催 / 第617回番組審議会より
「ビビット」5月28日(月)放送分について
議題
(1)審議事項
1)「ビビット」5月28日(月)放送分について
2)その他
(2)事務局報告事項
1)視聴者からの声について
2)次回審議会の日程及び議題について
出席者(敬称略)
委員長 | 音好宏 |
副委員長 | 中江有里 |
委員 | 石田衣良 尾縣貢 萱野稔人 喜田村洋一 佐藤智恵 藤原帰一 水無田気流 (田渕久美子委員欠席) |
局側出席者
TBSテレビ
武田社長
津村取締役
伊佐野取締役編成局長
岩田報道局長
島田情報制作局長
永山情報制作局情報二部長
岡野チーフプロデューサー
藤田編成考査局長
鈴木編成考査局視聴者サービス部長
岩村番組審議会事務局長
委員の主な発言
◇スポーツに携わる者として、日大のアメフト問題については、情報を集めたり、これまでかなり考えてきた。他の情報番組も多く見ていたが、わかりやすさという点では「ビビット」が一番だった。時系列や因果関係を考えながら組み立てられている点が、わかりやすさにつながっていると思った。
◇この司会者の二人が、今日(審議会当日)の地震の速報のようなものを伝えていいのだろうかと感じた。やはりある程度ニュースのプロ、報道の現場で経験を積んだ方がいたほうがいいのではないか。
◇渡辺美里さんの密着取材はすばらしかったが、結婚は、結婚は、と言い過ぎではないか。そこ以外にもう少し音楽性の変遷、時代や文化背景とかがあるのではないかと思った。
◇前半にスポーツ2つで、後半が大人の白シャツと渡辺美里さんの話だった。そうすると、チャンネルをかえる人が当然出てくるわけで、そのあたりの試行錯誤をずいぶんしているのだろうな、と思った。
◇ある出来事を扱う際に、数字(視聴率)だけで見る見方だけでなく、事実として大事かどうかというウエートづけを制作者はどこかで常に持っていないといけないのではないか。イタリアの組閣の話が1分足らずで、日大が50分近くというのは、やはりバランス的に問題があると思う。視聴率の戦いで、厳しい現場であるのはわかるが、その上で、やはりどこか、つくる人の骨を見せてほしいと願う。
◇ボードやフリップがしっかり作られているが、ボードやフリップがあるということは、ある程度流れを決めてあるということだ。MCの質問に対する答えが、すぐフリップで出てくるということは、ここまで全部既定路線だということがわかってしまう。用意された流れに沿うことが優先され過ぎると、生放送なのに、既に決められたものを見せられている気がしてしまう。
◇堀尾さんの力が全く発揮されていない。もっと力のある方なのに、なぜ、こういう中途半端な使い方をするのか気になった。
◇国分さんと真矢さんにはもっと脱線してもらいたい。そこを堀尾さんがきちっと戻していく。そういう緩急によって、スタジオが弾むのではないか。今のスタジオは非常に緩いというか、沈んだ感じがする。
◇他局よりも項目を少なくして、1つの項目を長くやるのが特色で、そこが評価をされていると思っているが、コメンテーターの多様な意見が出てくるという点では、やはり弱いのではないのかと思う。
TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。
(TBSテレビ番組審議会事務局)