番組制作と放送のルール
番組審議会議事録
このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。
2019年11月18日(月)開催 / 第632回番組審議会より
「噂の!東京マガジン」 11月3日(日)放送分について
議題
(1)審議事項
1)「噂の!東京マガジン」 11月3日(日)放送分について
2)その他
(2)報告事項
1)「消えた天才」「クレイジージャーニー」について
2)「ミスゼロキャンペーン2019」について
(3)事務局報告事項
1)視聴者からの声について
2)次回審議会の議題及び日程について
出席者(敬称略)
委員長 | 音好宏 |
副委員長 | 中江有里 |
委員 | 石田衣良 江澤佐知子 尾縣貢 萱野稔人 喜田村洋一 佐藤智恵 水無田気流 ( 藤原帰一委員、欠席) |
局側出席者
TBSテレビ
佐々木社長
國分常務取締役
伊佐野取締役
合田編成局長
本田報道局長
志賀情報制作局長
松添情報制作局情報三部長
王堂プロデューサー
中山編成考査局長
鈴木編成考査局視聴者サービス部長
岩村番組審議会事務局長
委員の主な意見(「噂の!東京マガジン」について)
◇スタジオの出演者たちは非常に安定感があって、穏やかに番組を進めていくには適役だが、女性目線や若者目線も必要ではないか。ダイバーシティが強調される時代で、いろいろな考えも求められると思う。その点からすると、小島奈津子さんの存在は非常に大きいと思った。
◇出演者の平均年齢が、やや高くなっているのが心配だ。
◇廃墟ホテルの問題について、4年前に取材したときの様子もあわせて紹介する手法は、長寿番組のメリットを十分に活かしていると感じた。
◇廃墟問題への取り組みについて、日光市と熱海市を比較した結果、日光市があまりに保守的な感じで浮き立っていた。しかし熱海市が、決定権を持つ市長に対する取材だった一方、日光市は市役所の課長に対する取材というのではアンフェアではないか。
◇日曜の1時にゆったり安心して見られる番組で、構成も演出も出演者もほぼ同じ。グラフィックもテロップもすごく少な目で、(ワイプの)小窓もなくて、画面もうるさくない。非常に中高年フレンドリーにできている。
◇「やって!TRY」については、なぜ若い女性ばかりが出るのか気になっていたが、最近男性が参加するようになって面白くなった。逆に、スタジオに出てくる料理人がほぼ男性なので、ここにも多様性が欲しい。
◇レポーターがちゃんと現場に行って取材し、その知識を持って自分の言葉で説明しているのが伝わってくる。
◇「噂の現場」は少し前までは、行政を糾弾する感じの内容が多かった印象だが、最近は多角的に解決策を示すようになっているのがよいと思う。
◇高齢化社会に向けた番組としては、よい意味でも悪い意味でも、今後のテレビのあるべき姿を示している番組だと思った。物すごく安心して見られるし、安定しているが、スリルとか新しさは基本的にない。
◇「やって!TRY」について、若い女性ばかりを取り上げて、料理できないことを笑う点が批判されてきたが、さらに言えば、なぜ若者ばかりなのか。
年長世代にはどうしても若者の欠点をあげつらいたい気持ちがあり、その欲望にうまく応えたコーナーなのだなと思った。
*TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。 (TBSテレビ番組審議会事務局)